結婚すると、女性はライフステージが大きく変化します。結婚をしても続けられる仕事はもちろんありますが、結婚する相手が遠方に住んでいて、そちらに移り住む場合や、自分の勤務時間が不規則で結婚生活がすれ違いになる場合は、結婚を機に今まで勤めた職場を辞めることを考えなければなりません。
ただし、結婚を機に退職すること事態は問題ありませんが、今後の人生プランを考えておく必要はあるでしょう。結婚する相手の住んでいる所に移り住む場合、そこが遠方であればあるほど、その土地に慣れるまで時間がかかる可能性があります。新しい生活に慣れて、再び仕事をしようとしても、土地勘がないと職場探しもスムースにはいきませんし、ブランクがあると仕事を再開するときに不安を抱くかもしれません。そのため、結婚前に思い描いていたような生活が送れなくなる可能性が出てきます。慣れない土地で新しく仕事を始めることは、思っているよりも大変です。
また、結婚後に子供を授かりたいと考えている場合は、さらに苦労が増えるかもしれません。専業主婦ならともかく、共稼ぎをする場合は、産休や育休が取得しやすい仕事を探す必要があります。育休は、最低でも1年間勤めないと取得できない仕組みになっているので、計画的な人生プランを立てておかないと、子供を授かったことで再び離職をしなければならない事態にもなりかねません。何事も計画通りには進みませんが、結婚を決意したら、あらかじめその先の人生プランを想定しておくと、ライフステージが変化しても柔軟に対応できるようになります。